派遣社員はハイクラス転職サイトに登録できるのか?実際に試して分かったこと

派遣社員はハイクラス転職サイトに登録できるのか?実際に試して分かったこと

2026年2月21日

転職活動の再開
長年派遣として働いてきましたが、契約が一旦終了し、改めて仕事探しを始めた時のことをお話しします。

履歴書と職務経歴書の作成
何十年ぶりかの転職活動なので、まずは履歴書と職務経歴書の作成から始めました。
昔作った薄い職務経歴書を引っ張り出し、これまでの職歴を追加し、AIにブラッシュアップしてもらって内容を整えました。

転職サイトと派遣会社への登録
昔登録していた大手転職サイトと、登録済みの派遣会社の情報を更新しました。
ただ、それだけでは不足だと感じ、試しにハイクラス転職サイトにも1社登録してみることにしました。
「派遣で長く働いてきた自分が登録できるのか?」という疑問がありましたが、調べてみると派遣社員でも登録可能とのこと。
そこで、CMでよく見るあのサイトに登録してみました。

ハイクラス転職サイトに登録
必要事項を入力し、AIで整えた職務経歴書をアップロード。
1時間ほどで審査が通り、正式に登録されました。
ちなみに、職務経歴書が不十分だと審査に落ちることもあるようです。

企業と転職エージェント
サイトには「企業」と「ヘッドハンター(転職エージェント)」の2つのタブがあり、企業からの直接スカウトと、エージェント経由のスカウトに分かれていました。
「まあ、連絡なんて来ないだろう」と思っていたのですが、数日後に転職エージェントからメッセージが届きました。
内容は、

  • 私の経験に合う魅力的なポジションがある
  • 条件が下がる提案はしない
  • 一度キャリア相談をしたい

というものでした。
興味が湧いたので、面談を申し込みました。

転職エージェントと大手アウトソーシング会社との面談
エージェントとの面談では、私のスキルや今後の働き方について話し合い、紹介されたのは大手アウトソーシング会社でした。

ここで少し違和感を覚えましたが、とりあえず面談を受けることに。

後日、アウトソーシング会社とのオンライン面談を実施。
事前に「課長職の方」と聞いていたのですが、画面に映ったのは茶色のカットソーを着た若い男性。
「初対面で丸首…? 31歳で課長…?」と、正直がっかりしました。

仕事内容も前職のスキルとはマッチせず、雇用形態は“正社員”と書かれているものの実態は無期雇用派遣。
紹介された仕事も、他の派遣会社で未経験OKのものばかりだったため、辞退しました。

転職エージェントへの違和感
その後も何社か連絡をいただきましたが、紹介される企業には共通点がありました。

それは、
「人材派遣会社」や「アウトソーシング企業」ばかりだったこと。

私は「人材紹介会社が、わざわざ派遣会社に人材を紹介する必要があるのか?」と疑問を持ちました。
派遣で働きたい人は、直接その派遣会社に応募すればいいはずだからです。。

ハイクラス転職サイトの役割
調べてみると、ハイクラス転職サイトは

  • 人材プラットフォーム
  • ダイレクトリクルート・プラットフォーム
    と呼ばれ、企業や紹介会社が求職者に直接アプローチできる“採用のインフラ”でした。

つまり、サイト自体は採用業務を行わず、登録者のデータを企業や紹介会社に提供する仕組みです。

人材派遣会社が人材紹介を受ける理由
派遣会社は通常、

  • 書類選考
  • 面接調整
  • 候補者とのやり取り
    などの業務が発生します。

人材紹介会社を使うことで、これらの業務を外部に任せられるため、採用負担が軽くなるというメリットがあります。

人材紹介の流れ
【上流】人材プラットフォーム(ハイクラス転職サイト)
   ↓(候補者データ提供)
【中流】人材紹介会社(仲介・マッチング)
   ↓(紹介手数料ビジネス)
【下流】人材派遣会社(受け皿として採用)
   ↓(面談) 【最終】求職者(私)

文章にするとこうなります。
ハイクラス転職サイトで検索された私は、
人材紹介会社の“商品”として人材派遣会社に紹介され、
その派遣会社から面談の連絡が来る――
これが日本の人材ビジネスの典型的な流れだ。

費用の源泉は派遣労働者
人材紹介会社がプラットフォームに支払う利用料、
派遣会社が紹介会社に支払う紹介手数料。
これらの源泉は、最終的には派遣社員が派遣先で働いて生み出した売上です。

今後もこの流れは続くのか

派遣会社の倒産が増えている背景には、日本企業が「長期雇用モデル」を維持できなくなっている構造的な変化があります。

  • 定年制度の見直し
  • 年功序列の崩壊
  • 黒字でも早期退職を実施する企業の増加

企業は将来の人件費リスクを抑えるために人員構造を変え始めています。
その結果、人材の流動化が進み、
人材紹介会社が派遣会社に人材を供給するという新しいビジネスモデルも形成されつつあります。

最後に
私はこのビジネスモデルに強い憤りを感じています。
なぜなら、これまで派遣社員として働く中で、自分が価値を生んでいるのに主導権がないという現実を何度も目の当たりにしてきたからです。

今後も派遣契約を続けるのか、別の働き方を選ぶのかはまだ分かりません。
ただ一つ言えるのは、自分の市場価値を高められる働き方を選びたいということです。

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